2018年04月17日15:01
シミュレータ側の問題≫
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前号では代表的な電磁界計算手法をご紹介させて頂き、
目的にあった方法を選択する必要がある事を学びました。
今回はもう少し深掘りしたいと思います。
それぞれのシミュレータの違いとしては、
・時間領域解析か周波数解析か
・空間分割か境界分割か という点が挙げられます。
■前者は、電磁界計算を時間ステップで計算するか、
周波数毎に計算するかという違いです。
もちろん、時間領域と周波数領域はフーリエ変換によって
一方から他方へ変換可能です。
しかし、信号源の設定や計算条件などの設定が複雑になる為、
一般には目的にあった解析法の方が取り扱いやすいかと思います。
例えば、EMI解析では周波数領域、イミュニティでは時間領域の方が適していると考えられます
但し、計算の目的(EMI評価、設計指針の検討など)によっても
欲しい結果が異なるので、これらも含めて考える必要があります。
■後者の分割方法については、基本的に時間領域解析は空間分割、
周波数解析は境界分割となる場合が多いので、
取り扱う形状からシミュレーション手法を選ぶ事もあり得ます。
【参考】科学情報出版株式会社
EMCシミュレーション設計技術マニュアル
目的にあった方法を選択する必要がある事を学びました。
今回はもう少し深掘りしたいと思います。
それぞれのシミュレータの違いとしては、
・時間領域解析か周波数解析か
・空間分割か境界分割か という点が挙げられます。
■前者は、電磁界計算を時間ステップで計算するか、
周波数毎に計算するかという違いです。
もちろん、時間領域と周波数領域はフーリエ変換によって
一方から他方へ変換可能です。
しかし、信号源の設定や計算条件などの設定が複雑になる為、
一般には目的にあった解析法の方が取り扱いやすいかと思います。
例えば、EMI解析では周波数領域、イミュニティでは時間領域の方が適していると考えられます
但し、計算の目的(EMI評価、設計指針の検討など)によっても
欲しい結果が異なるので、これらも含めて考える必要があります。
■後者の分割方法については、基本的に時間領域解析は空間分割、
周波数解析は境界分割となる場合が多いので、
取り扱う形状からシミュレーション手法を選ぶ事もあり得ます。
【参考】科学情報出版株式会社
EMCシミュレーション設計技術マニュアル